【重要】eBay米国向け発送ルールが激変してDDP発送が必須に!eBayセラーが今すぐやるべきことは?

【重要】eBay米国向け発送ルールが激変してDDP発送が必須に!eBayセラーが今すぐやるべきことは?

こんにちは!店長の豆だぬきです!

eBayからDDPに関する重要な連絡が立て続けにありました。「なんか難しそうなことが書いてあるな…」と、後回しにしちゃっている人もいるかもしれません。

でも、この連絡はeBayセラーにとってはめちゃくちゃ重要な内容です!何も対策しないと、アカウントに傷が付いたり、最悪の場合、販売制限に繋がる可能性もあります。

この記事では、以下の内容をわかりやすく解説します!

  • 一体何がどう変わるのか?
  • なんでそんなルール変更になったの?
  • 僕たちセラーは何をすればいいの?

焦らないようにしっかり準備しましょう。

「DDP」って何?初心者向けにかんたん解説!

本記事のルールで中心となる「DDP」を復習しましょう。「DDP」を簡単に言うと、「海外の購入者に商品を届けるとき、関税とか税金は全部セラーが払いますよ」という発送方法です。

これまで主流だった「DDU」と比較すると、次の表のような違いがあります。

種類関税の税金支払い特徴
DDP(Delivered Duty Paid)セラーバイヤーが追加費用なしで購入できて安心できる。セラーは受取拒否などのトラブルが減る。
DDU(Delivered Duty Unpaid)バイヤー商品到着時に追加費用を請求されることがある。セラーは関税が原因で受取拒否や悪い評価に繋がるリスクがある。

今まではセラーがDDUで発送していました。しかし、これからは「当たり前」がもうすぐ変わります。

eBayの新ルール「DDP発送必須化」を徹底解説!

eBayから届いた連絡の内容を具体的に見ていきます。

いつから始まるの?
2025年10月17日から適用開始です。
誰が対象なの?
日本からアメリカに商品を発送するセラー全員です。
どの商品が対象なの?
1回の取引あたり「商品価格+送料の合計が2,500米ドル未満の商品」すべてが対象です。Authenticity Guarantee(真贋保証サービス)を通す商品は対象外となります。ほとんどの取引がこの新ルールの対象になる、と考えておいた方が良いですね。

DDPが必須に理由

「どうしてこんな面倒なルールに変更するんだ!」と思いますよね。これには、アメリカの関税政策の変更が大きく関係しています。

最近、DDUで発送した商品が原因で「通関で荷物が止まって大幅に遅延する」や「購入者が関税の支払いを拒否して、商品が受け取られない」といったトラブルが世界中で頻発していました。eBayは、バイヤーとセラーの両方を守るために、このルール変更を決めたようです。

eBayの目的を理解しておこう

eBayがDDPを必須とした目的は次の2点です。

  • バイヤーがあとから関税を請求されるよう不安を取り除く
  • 受け取り拒否からセラーを守る

eBayの考え方を理解して、行動することが今後のeBayビジネスで役立ちます
ポイントを理解しておきましょう。

もしルールを守らないとどうなるの?

「手続きが面倒だから、10月17日以降もこっそりDDUで送っちゃえ…」こんな考えは危険です。ルールを破ってDDUで発送した場合、厳しいペナルティが待っています

商品未着ケースでセラー不利に
購入者から「商品が届かない(Item not received)」とケースを開かれた場合、問答無用でセラーの負けとなり、アカウントにDefectが付きます。
悪い評価が削除されない
関税が原因で付けられたNegative(悪い)またはNeutral(中立)の評価は、削除してもらえなくなります。
販売制限の可能性
繰り返しルールを破ると、アカウントの健全性が悪化し、販売制限(Selling Restriction)をかけられてしまう可能性もあります。

軽い気持ちでルールを破ると、これまで頑張って育ててきたアカウントに傷がつくことになります。
必ずルールを守りましょう!

eBayセラーがやるべき3つの対策

「じゃあ、具体的に何をすればいいの?」と考えてしまいます。でも大丈夫です。eBayセラーやるべき対策を3つ紹介します。

対策1:配送はSpeedPAKを使う

eBay公式の「SpeedPAK」を使えばアメリカ向けの2,500ドル未満の商品であれば全てDDPになります。「SpeedPAK」はFedExやDHLなどのクーリエが使えるため、悩んだら、「SpeedPAK」で配送するのが安全です

※2,500ドル以上の場合はDDPとDDUを選択することになるため注意が必要です。

対策2:送料・商品価格を見直す

DDPの支払いを送料や商品価格に含めます。バイヤーから見ると購入時の支払い金額が高くなるため、売れ行きに影響がでます。ライバルセラーがどうしているかも参考にして判断しましょう。

対策3:購入者へのメッセージ表示を確認する

これは嬉しいお知らせですが、eBayセラーが何か設定しなくても、eBayが自動で対応してくれます。

対象となる商品ページやチェックアウト画面には以下が自動表示されるようです。

「This item includes applicable import fees—you won’t pay anything extra after checkout.」
(訳:この商品には輸入手数料が含まれています。チェックアウト後に追加で支払う必要はありません。)

バイヤーは「追加料金はかからないんだな」と安心して購入してくれるわけです。

【まとめ】ルール変更のピンチをチャンスに変えよう

今回は、2025年10月17日から始まるeBayの米国向け発送の新ルールについて解説しました。

今回のまとめは次の通りです。

  • 10月17日から、米国向け2,500ドル未満の発送はDDPが必須に
  • eBayの目的は「購入者の安心」と「セラーの保護」のため
  • ルールを破ると厳しいペナルティがあるため要注意
  • 配送は「SpeedPAK」の利用を検討しよう

新しいルールに対応するのは少し大変かもしれません。しかし、視点を変えればバイヤーの体験を向上させ、巡り巡ってeBayセラーの利益に繋がるアップデートとも言えます。ライバルがまだ対応に戸惑っているうちに、しっかり準備を整えて年末商戦を迎えましょう

本ブログでは、eBayのリサーチや出品、在庫管理機能をひとまとめにした「まめツール」を紹介しております。
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最後まで読んでいただきありがとうございました!それでは、次回のブログもお楽しみに♪