店長の豆だぬきです♪
今回は海外へ配送するために物流業者の準備となります。
日本国内に荷物を送るのって簡単ですよね?
海外もそれほど難しくはないのですが、聞きなれない物流業者が多く分かりにくいので混乱してる人は多いです。
この記事では以下についてお伝えします。
- 物流業者の種類
- eLogi
- クーリエ、eLogiとの契約の流れ
- 最後に
■物流業者の種類
配送方法は大きく分けて2つあります。
1.日本郵便
言わずとしれた郵便局です。日本郵便の特徴は以下の通りです。
- 契約をしなくても利用可能である。(開業届不要)
- 宛先不明、受取拒否や予測外の事故などの場合、返送料が無料となる
- 送料は実重量で計算される
- 「郵便通関」が使われるので高額商品以外は荷受人に関税を請求されることが少ない
- 「eパケット」「小型包装物」のような格安なサービスがある
日本郵便の主なサービスには「eパケット」「小型包装物」「EMS」があります。
料金は「eパケット≒小型包装物<EMS」のような関係が成り立ちます。
日本郵便のサービスは、サービスそのものが不安定です。
社会情勢などの影響などをもろに受けます。
新型コロナウィルスの影響で格安の「eパケット」や「小型包装物」のサービスが一時停止になり多くのebayセラーはダメージを受けました。
2022年6月から「EMS」の送料も大幅に値上げされ、サービスの提供も不安定なため、現在は日本郵便よりクーリエを使うのが主流になっています。
※ 新型コロナウィルスなどの影響を受けて多くの国で小型包装、eパケットは現在も一時停止中です。
EMSも使えない国があるので配送前に日本郵便のHPを見て配送可能かチェックする必要があります。
2.クーリエ
民間の物流業者の総称です。
ebayをやっていると、避けては通れない名称なので必ず覚えましょう。
有名どころはDHL、FedEx、UPSなどがあります。
日本の業者だとヤマト運輸も国際便があります。
ヤマト運輸以外は法人契約が必要となるため開業していることが前提条件となります。
クーリエは日本郵便と違い、送料が容積重量(商品の大きさから割り出す仮想の重さ)と実重量(商品の重さ)の高い方が採用されます。
(日本郵便は基本的に実重量で送料が決まります。)
クーリエはサービスの供給が安定しており、日本郵便のように突然サービス停止になることはほとんどないです。
その代わりに各国の税関で多くの関税を要求されることがあり、バイヤーとトラブルになることがしばしばあります。
(ebayのポリシーでは関税支払いはバイヤーの義務なので基本的に応じる必要はありませんが、返品されると返送料が割高になることなどもあり、バイヤーと交渉することが多々あります。)
料金や特徴はクーリエ各社で異なります。
今回はebayでビジネスする上で避けては通れないFedExとDHLの説明を行います。
また、日本の物流業者としてヤマト運輸にも少し触れておきます。
(1)DHL
DHLの特徴は以下の通りです。
- 利用するには法人契約が必要となる(要開業届)
- EMSより安く使える(商品の大きさや重さによって異なる場合あり)
- アメリカ本土、ハワイ、グアム、サイパン、東南アジア、オセアニアが得意路線となる
- P.O.BOXへの配送は一部の国、地域を除き不可となる。
DHLの主なサービスは「フライヤー」と「個別」です。
「フライヤー」がFedExの「パック」にあたるサービスです。
料金で言うと「フライヤー<個別」の関係が成り立ちます。
(2)FedEx
FedExの特徴は以下の通りです。
- 利用するには法人契約が必要となる(要開業届)
- EMSより安く使える(商品の大きさや重さによって異なる場合あり)
- アメリカ国内、ヨーロッパ、中東、アフリカなどが得意路線となる(グアム、サイパンは割高)
- オーストラリア、ニュージーランドは送料が高い(契約の種類によっては安くなる可能性あり)
- P.O.BOXへの配送は一部の国、地域を除き不可となる
FedExの主なサービスは「エンベロープ」「パック」「個別」があります。
上記の違いは梱包材の違いが大きいですが、「エンベロープ」「パック」は実重量で配送できることが多く、あまり大きない商品はこの2つのどちらかを利用することになります。
料金でいうと「エンベロープ<パック<個別」の関係が成り立ちます。
(3)ヤマト国際宅急便
ヤマト国際宅急便の特徴は以下の通りです。
- 契約をしなくても利用可能である。(開業届不要)
- 遠隔地料金もなく、価格設定も比較的リーズナブルとなる。
- P.O.BOXへの配送は不可となる
- 日本全国のヤマト営業所に持ち込んで発送する。
- 配送時は必ず荷物の中身をチェックされる(中身が見える状態で営業所に持ち込む必要あり)
- 営業所では国際配送に慣れたスタッフはほとんどおらず時間がかかる可能性がある。
ヤマト国際宅急便はの中身をチェックされて手間がかかります。
日本郵便、DHL、FedExが使えない理由がある場合に利用を検討しましょう。
■eLogi
eLogiは簡単に言うとebay版メルカリ便のようなものです。
メルカリは、メルカリ自身が日本郵便やヤマト運輸と法人契約して利用者に格安で各社の配送サービスを利用できるようにしています。
これがメルカリ便なのですが、メルカリ便で実際に配送を行うの物流業者は日本郵便やヤマト運輸となります。
eLogiは株式会社mipickが運営している配送サービスです。
物流業者はFedExですが、ebayセラーがeLogiを経由して格安にFedExの配送サービスを利用することができます。
ただ、FedExと法人契約した送料とeLogiの送料を比べるとやや割高なためFedExと法人契約した方が安くなります。
■クーリエ、eLogiとの契約の流れ
DHLとFedExの法人契約には開業している必要があります。
また、DHLとFedExの法人契約は目標とすべき月単位の平均利用金額があります。
1年単位で目標に到達しているかチェックされ、未達成の場合は契約終了となるので注意しましょう。
eLogiはDHLやFedExの法人契約時の料金に比べるとやや割高ですが目標利用額がないため安心して利用できます。
あなたの状況に合った契約を行いましょう。
(1)DHL
DHLの法人契約は私が説明するより「eBay×slow life」さんのサイトが参考が大変参考になります。
リンクを貼るのでサイトの流れに沿ってご契約ください。
(2)FedEx
FedExの契約の大きな流れはDHLと同じです。
FedExは目標金額が厳しいため、近頃は契約が厳しくなってきました。
契約できない場合は、おとなしくeLogiを使いましょう。
(3)eLogi
eLogiはebayジャパンのサイトに詳しい解説が載っています。
ebayジャパンのサイトを見ながら手続きを行ってください。
■最後に
いかがでしたでしょうか?
開業している場合はDHLやFedExとの法人契約を目指し少しでも送料を安くできるように頑張りましょう。
開業していない場合は日本郵便、eLogi、ヤマト国際宅急便を使いましょう。
DHLやFedExと法人契約を結ぶより少し割高ですが、それでもやっていけるレベルの送料ですので安心してご利用ください。
ebayスタートアップの流れを見たい場合は「ebay輸出のアカウント作成から配送までの流れ」をご確認ください。
本ブログの記事を読めばebayのスタートアップは出来るようになると思いますが、もう少しあなたに寄り添ったサポートを受けたいなどあれば「サポートサービス」を用意しているのでご連絡ください。
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