こんにちは、店長の豆だぬきです。
2026年7月1日、EUの税関改革(Custom Reform)がついに始まりました。もう運用がスタートしているので、EU向けに販売しているセラーさんは他人事ではありません。
「150ユーロ以下は無関税じゃなかったの?」「SpeedPAKからお知らせが来たけど、内容が難しくてよくわからない…」と、モヤモヤしていませんか?
この記事では、「何が変わったのか」「セラーは何をすべきか」「見落としがちな注意点」を整理します。慌てず一つずつ押さえていきましょう。
EU税関改革で何が変わった?
一番大きな変化は、申告価格150ユーロ以下の小口荷物に対する無関税措置が廃止されたことです。
これまでは「150ユーロ以下なら関税がかからない」というのが常識でした。しかし改革後は、150ユーロ以下でも品目(HSコード)ごとに一律3ユーロの定額関税が課されます。HSコードとは、商品を国際的に分類するための番号のことですね。
さらに、EU各国の税関の監督が強化され、「真実かつ正確で完全な申告データ」の提出が必須になりました。申告内容がこれまで以上に重視されるということです。
なお、eBay SpeedPAKの対応もすでに始まっています。適用日は配送方法ごとに異なるので、混同しないように注意してください。
- SpeedPAK Ship via DHL / FedEx:2026年6月26日 00:00(日本時間)
- SpeedPAK Economy:2026年6月22日 00:00(日本時間)
- EU税関改革の本体:2026年7月1日
セラーが今やるべきこと
では、私たちセラーは具体的に何をすればよいのでしょうか。ポイントは4つです。
- ① 配送方法ごとの要件を理解する
- DHL / FedExで発送する場合は、6桁のHSコードの記載が必須になりました。一方、SpeedPAK EconomyはHSコードの記載は不要です。
- ② インコタームズ(DDP/DDU)の違いを押さえる
- 150ユーロ以下は「DDPのみ」、150ユーロ超は「DDP・DDU両方」に対応します(DDP・DDU両対応はDHL / FedExのみ)。DDPとは、関税や輸入税をセラー側が前払いする方式のこと。着払いにはできない、と覚えておくとわかりやすいですね。DDUはその逆で、バイヤー側が関税を支払う形になります。
- ③ コスト上昇を価格・送料に織り込む
- DDPでは、3ユーロの定額関税やその他の通関費用に加え、処理手数料(合計の2.1%)もセラー負担になります。特に薄利の低単価商品は利益を圧迫しやすいので要注意です。
- ④ 申告データを正確に登録する
- 価格・内容品・原産国などは、正確に入力しましょう。
見落とすと損をする注意点
ここは絶対に押さえてほしいポイントです。それは、発送後に発生した定額関税は返金されないということ。
海外配送の失敗、荷物の返送、不着など、事由を問わず一切戻ってきません。つまり、住所不備やバイヤー都合の返品でも関税分はまるまる損失になってしまうわけです。これは痛いですよね…。
また、申告データに不備や虚偽があると、税関で荷物が止まったりトラブルの原因になったりします。前述のとおり正確性が今まで以上に大切です。150ユーロを境に扱いが変わる点も、あらためて確認しておきましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。2026年7月1日に始まったEU税関改革で、150ユーロ以下も課税対象になりました。配送方法ごとの要件(HSコード・DDP/DDU)を押さえ、上がったコストを価格に織り込み、申告データを正確にすること。この3つを意識すれば大丈夫です。制度は始まったばかりなので、今から一つずつ整えていきましょう。
本ブログでは、eBayの出品、在庫管理機能をひとまとめにした「まめツール」を紹介しております。
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