■トラブルの原因はマルチベンダー開発!?
みずほ銀行でシステムトラブルがちょくちょく発生しています。
私もみずほ銀行の口座を持ってるので「多少なりとも被害を受けるかも!」と冷や冷やしてます(笑)
とあるネットの記事を読んでいたところ、他のメガバンクに比べ、なぜみずほ銀行のシステムはトラブルが多いのかについて興味深い記事が書かれていました。
その肝となるのは、みずほ銀行は「マルチベンダーでシステム開発をしている」ことでした。
■マルチベンダー開発のメリット
マルチベンダーによる開発は次のようなメリットがあります。
・開発は人手不足のエンジニアを補いやすい
・ミドルウェアやハードウェアの選択肢が多い
メリットはもちろんありますが、マルチベンダー開発は非常にリスクが大きい開発です。
理由は後述して行きます。
■マルチベンダー開発のデメリット
次はデメリットを見いていきましょう。デメリットは以下のようなものがあります。
・コミュニケーション不足によるトラブルが発生しやすい
・トラブル時に責任の擦り付けあう
これだけ見てもマルチベンダー開発のリスクがピントこないと思いと思うので、私の経験を例にリスクを説明します。
■私の経験
私はマルチベンダーのシステム開発プロジェクトに参画したことがあります。
開発を経験した中で特に感じたのは「コミュニケーション不足によるトラブル」です。
この問題はメリットを打ち消すレベルで多発したり、致命的なトラブルを作りこんだりします。
同じ会社でも家族であっても意識が違ったりしますよね?
これが利害関係の異なる会社ともなると、半端ないデメリットになってしまうのです。
何かトラブルが起きると各社考えるのが「自社の正当性をどのように説明するか?」です。
もはや、良い悪いの問題ではありません。とにかく自社に責任が及ばないように正当性を主張するのです。
このような状態だとトラブルの調査をしても時間がかかるし、何より事実がねじ曲がってしまい真実にたどりつきません。
だからマルチベンダー開発はリスクが高いのです。
■最後に
以上のことから、マルチベンダー開発はリスクが高いというのが分かると思います。
開発初心者の方はできる限りマルチベンダーのシステム開発は避けるべきです。
とはいえ、どうしても参画する必要がある場合もあるでしょう。
マルチベンダーのシステム開発は、コミュニケーション不足によるトラブル以外にも「仕様が確定しない」「相手から提供されるプログラムの時期が遅れる」などなど注意しないと自分が悪くなくてもトラブルは発生します。
他社と連携する機能の開発担当になった場合は、相手と綿密に連携を取り合意形成をしっかりしながら進めましょう。
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